銀行と貸金業者に違いがある手形割引

手形の支払い期日前に現金化できる制度の一つに、手形割引があります。
「割引」と入っています。
手形割引を依頼される側、つまり銀行や貸金業者が、依頼人に支払う現金は、手形の額面ではありません。
そこから一定割合差し引かれた額になることから、「割引」と入っているのです。
手形に記載されている期日より前に現金化するのですから、額面どおりに支払ってしまうと、現金化された日から期日まで、銀行や貸金業者は利息分損をすることになります。
従って、その分割り引かれるのです。
その利回りは、銀行や貸金業者によって異なります。
銀行は低利で年利2~4%程度、貸金業者は高利で、4~19%程度です。
これは、銀行が通常得られる金利と、貸金業者のそれとを比較すると当然です。
貸金業者は無担保で融資するため、高利にしなければ貸し倒れリスクが高く、継続的に営業できないからです。
銀行と貸金業者には、他にも違いがあります。
手形割引を可否を決める際に審査する対象は、銀行では依頼人と振出人の両者ですが、貸金業者は振出人を見ます。
また、銀行では依頼人に担保を求めますが、貸金業者は求めません。
支払われる現金の限度額がありますが、銀行では依頼人の限度額を見ますが、貸金業者では振出人の限度額を見ます。
両者の間で、注視している点が大きく違うのです。
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